相続税申告は税理士選びが重要

相続税は専門的な経験や知識が要求されるため、税理士によって納税額が異なります。
特に、土地の評価方法の選択や特例適用の判断の仕方により、税金の額が大幅に変わってきます。
したがって、秦野市の相続税の申告、相談は当事務所のような相続専門の税理士事務所に依頼されることを強くおすすめいたします。
当事務所では、相続税の申告や還付、それらの相談を300件以上経験した相続に強い税理士が対応しております。

秦野市の土地評価のポイント

秦野市の地勢

秦野市は、神奈川県央の西部に位置し、東西約 13.6 キロメートル、
南北は約 12.8 キロメートル、面積は 103.61 平方キロメートルで、
神奈川県内19 市の中で 5 番目の広さを持つ都市であり、その全域が都市計画区域となっています。
市域の半分は山林で、市街地は四方を山に囲まれています。
東京からは約60キロメートル、横浜から約37キロメートルの距離にあり、
北側には丹沢山地が連なり、南側には渋沢丘陵が東西に走り、
神奈川県内唯一の典型的な盆地を形成しています。
下記は秦野市のグーグルマップです。

秦野市の路線価図

土地の評価方法には「路線価方式」と「倍率方式」があります。
上記は国税庁のHPに掲載されている秦野市の令和4年分の「路線価図」の索引図(一覧表)です。
小田急小田原線沿線上には路線価が設定されていることがわかります。
個々の路線価図の中を詳しく見ていけば、その中にも倍率方式で評価するエリアが含まれていますが、秦野市の小田急小田原線沿線上にお持ちの土地は、その多くが路線価方式で評価する土地であると言えるでしょう。

路線価とは

路線価はその路線(道路)に面する標準的な宅地の1㎡当たりの価額を言い、毎年7月に国税庁が発表します。
この路線価が設定されている土地は、「路線価方式」で評価されることになります。具体的には、対象の土地が面する路線の路線価に面積を掛け、形状等に応じて価額の補正を行い評価額を計算します。
土地の評価が難しくなりやすいのは、この路線価方式で評価される土地です。
以下では、秦野市のうち、路線価方式で評価される土地の評価減のポイントについて見ていきたいと思います。

秦野市の土地評価の減額による節税のポイント

令和4年路線価図

上の図は秦野駅周辺のグーグルマップ及び路線価図です。

実際に相続税の申告を行う場合は現地調査や役所調査などを入念に行っていきますが、インターネットから得られる情報に基づいて、
一般の税理士が見落としてしまう可能性のある土地の評価減のポイントを紹介していきたいと思います。

①路線価の付されていない道路のみに接している土地

このエリアの路線価図を見ると、路線価が付されていない道路が散見されます。
路線価の付されていない道路のみに接している土地は、税務署に路線価の設定を申し出ることにより(特定路線価)評価を行う方法が一般的ですが、
路線価を付さずに計算を行う方法もあり、路線価を付さずに計算する方法の方が評価額が低く計算されることが多いです。
そのため、どちらの計算方法が有利かをシミュレーションしたうえで計算することが重要です。

②墓地隣地

秦野市には寺院に併設された墓地がいくつかあるようです。
墓地に隣接した宅地については、その景観の不気味さから、
周辺の宅地に比べて利用価値が低下しているとして、10%の評価減の可能性があります
ただし、実際に相続税の評価を行っていく際には、個々の状況を精査し、
該当地と周辺の宅地との利用価値の違いについて慎重に判断していく必要があるでしょう。

③騒音・振動

線路の付近は騒音や震動があり、この影響が路線価に反映されていないと
認められるような場合には、評価額が下がる可能性があります

セットバックが必要な土地

秦野市指定道路種別(はだのWEBマップより)

上記の秦野市公開型地理情報システム(Web上で各種地図情報を閲覧できるシステムです)の道路種別図のとおり、このエリアには2項道路が散見されるようです。
水色で塗られた道路です。
2項道路はその道路上の幅員が4m未満である部分については、建物の建替えの際などに、敷地を後退(セットバック)する必要があります。
この後退すべき部分について、70%の減額が可能となります
減額の漏れが無いように、入念な現地調査、役所調査が必要になるでしょう。

⑤土砂災害特別警戒区域

秦野市防災マップ(はだのWEBマップより)

上記は秦野市公開型地理情報システムの秦野駅周辺のハザードマップです。
オレンジ色の部分が評価対象地にかぶっている場合には評価減の対象となります
令和1年より、土砂災害特別警戒区域に存する土地は一定の減額が可能となりました。

⑥都市計画道路

秦野市都市計画情報(はだのWEBマップより)

上の図は秦野駅周辺の都市計画道路図です。
都市計画道路予定地のエリア内にある土地には、2階建ての建物しか建てられないといった一定の制限がかかります。
したがって、所有していた土地全体に占める、都市計画道路予定地に該当する部分の割合などの基準に応じ、最大50%の減額が可能となります
黒の線で囲まれたエリアが将来作られる予定の道路です。
秦野駅前の全体に広がっていることがわかります。



以上のように、
秦野市の土地の計算は複雑で、検討すべきポイントは多岐にわたります。
適正な評価により、相続税の納税額を極力削減されたい場合は、
相続税を専門とする税理士へ相談をされることが必須となるのです。

まとめ

土地評価のポイントについて、
秦野市の実際の地図を用いてご説明いたしました。
あくまで秦野市の中でも秦野駅周辺を中心にピックアップし、ご紹介したものになります。
土地の相続税の評価を実際に行っていく際には、
上記のようなポイントに加えて、所有している土地の形状や、個別の事情についても検討が必要になります。

当事務所には、土地の評価減を行うためのノウハウが豊富にあり、
最大限の評価減が可能となっております。
無駄な相続税を払いたくない方や、すでに支払った相続税の還付を請求したい方はお気軽にご相談ください。



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